今日はとてもよいお天気で、しかも暑い!ゴールデンウィークのはじまりですね。
CMOSアナログ回路(1)講座は、今日が最終回です。
まずは各自が作成してきた実験報告書を読みあって評価します。
ところが、用意していたワークシートの問いがよくわからないという意見が多数出たので、
学習サポーターがみんなの意見をまとめた上で、質問を修正していただくことになりました。
それぞれに15点から20点の評価点をつけることになっているのですが、
「上手くいったポイントと上手くいかなかったポイント」
と書かれても、質問があいまいでよくわからないということです。
「これは実験が“うまくいった”という意味か?それとも自分の考察が上手くいったという意味か?どう判断する?」と思わぬところで、議論発生です。
「結果がうまくいかなくてもそれまでの考察がうまくいっていれば点数をあげる」
という意見や
「単純に、嘘を書いていないか。まじめに書いているかで点数をあげる」
という意見もあり、確かに評価基準にばらつきがあるようです。
どうなるか見守っていましたが、時間がないというタイムキーパーさんの声掛けで、とりえず先に全員分の報告書を読んだうえで話しましょうということになったようです。
ワークシートを作る際にわざとあいまいなものを渡して、それを「みんなでより評価しやすい形にするには?」から議論して修正してもらうというワークがあってもよいのかなという発見がありましたが…今日の講座は“実験報告書の評価をし合うこと”が目標ですのでそこまでやる必要はもちろんなく(笑)単にわかりにくいワークシートを渡してしまったことで参加者を惑わせてしまったようです。
報告書の相互評価が終了したら、学習成果の発表です。
今回はなぜか、あみだくじです(笑)
その中で興味深い感想がありました。
「僕は理系の人間なので、これをこうするという意味付けがあってものを進めていくけど、
この講座ではチームで紙にいろいろ描いたりする作業を体験してみて、『文系の人らってこういうのすきやなぁ~っ』って思ってました。笑」
というものです。
これは教材開発の過程で代表にも言われたことですが、ガイドブックにそれぞれのワークの“意味”を書いていなかったことが原因かもしれないなと思いました。
ワークの効果を書いた紙を、毎回、回収してしまったりも…(汗)
口頭での説明は、聞き逃したり忘れてしまいますもんね…。
その他にも
「アットホームな雰囲気だったので、それに甘えて怠けがでてしまった」
「いつも一人で勉強していたので、この講座でチーム学習ができて
しかも議論で自分の意見も聞いてもらえるし、感想も聞けてうれしかった」
などなど…という感想もいただきました。
そして、最後にそれぞれにメッセージカードを贈り合いました。
全員男性の参加者だったので、普段あまり体験したことのない同性同士のカード交換に
「照れますね(笑)」
という参加者も。
こんな感じで、とうとう最終回を迎えた試行講座CMOSアナログ回路(1)ですが、
6月からは試行ではなく、事業として本格的なスタートを切る準備をしています。
まだまだ先は険しいですが…みなさまのご協力でここまでこれたことに感謝いたします!
ありがとうございました。
<以下、プログラム終了後に参加者からいただいた意見>
・「アイスブレイクで最初にみんなのテンションを上げてもらえたので
その後の学習にも参加しやすくなった」
という意見をもとに、そういうコミュニケーションをはかりながらの学習はこの講座の
つよみとしてアピールできるのでは。
・自宅でひとりで勉強していて「できた!」と思っても、実際に学校で発表する段になると
うまく説明できなかったりしていた。それはそういうことに慣れていなかったから。でもここではみんなで学習→発表の経過をふめるのでよかった。
・学ぶだけでなく、人間関係(求職者支援としての社会的貢献そしてのとりくみ)にも活かされている。
6月からは、さらに内容を充実させて、本講座として電気回路基礎講座が始まります。
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