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2012/04/21

第11回 ソース接地増幅回路の実験

Tweet ThisSend to Facebook | by:hidaka
今日は、先週作ったオシロスコープを使って実験を行います。

作業開始前に、チェックシートを書き込みです。
回路の初期設定…トランジスタのデータシートを参考にしながら各パラメータを設定します。

・回路の目標利得の設定
・目標のGmを決定
・必要な電流値を決定
・負荷抵抗の値を決定
・バイアス電圧を決定
・設計値に従って配線

オシロスコープで結果を観察しながらパラメータを調整します。
  
・目標のGmを決定…10.5 mS
・必要な電流値を決定…5 mA
は、学習サポーターの用紙したトランジスタの仕様書を見て決定
・バイアス電圧の決定
は、ゲートバイアスがなくてもドレイン電流が流れるようなトランジスタを使用


                  
最終結果は
ゲイン…24.7~24.8 dB
となりました。

 
雑談では、↑のようなオシロの表示向上策として、スマホアプリでケータイに表示できたら
もっと見やすくて手頃なんじゃないの?という意見も出ていました。確かに、あるものを用いることでコストダウンになりますね。
実験をしながらの新商品アイデア出し、すごいですね。

そして、実験は考察に入ります。

【参加者より】
Q:目標と結果はどうでしたか?
A:目標に近い利得が得られたので、実験の段取り、回路の実装において
大きな問題が無く正しく実験できたと思う。
目標より利得が下がった原因としては、トランジスタの製造のばらつきによる
Gmの値の誤差があげられる。

Q:実験を行ってみての感想は
A:オシロスコープの仕様書がなかったので、使い方がはっきりとわからなくて
苦労した。
例えば、0Vのラインがどこなのかとか、横軸・縦軸のスケールが
手さぐりで実験を行った。

という感想をいただきました。
以下はその実験の様子です。
 

 

「ここがまずいんじゃ…。」「ここもやらなきゃ」と試行錯誤中です。

 
全員が前のめりで見守ります。


講座終了後にも「(上手くいかなかった箇所が)何で駄目だったんだろう…」と
引き続き考える参加者もいました。

実験がすんなりとうまくいくこともすばらしいですが、うまくいかなかったところを
ねばり強く考えられることもすばらしいですね。

次回はいよいよ最終回です!

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