第3回 非大学型高等教育KSPLを考える会を開催しました。
今回は、いつものアナログ技術者の育成プログラムの内容の話から入るのではなく、
働くことのモチベーションというちょっと外した視点からはじめて事例紹介をしました。
働くことのモチベーションを
・人の役に立つ
・自分が成長したい
の2つと仮定して、モチベーションを維持するためにはまず自分の能力を知り、頑張ることとし、その後、「頑張って誰かに認めてもらえた事例①」から、インドの“裸足の工科大学”こと
「ベアフット・カレッジ」
http://csr-magazine.com/2012/01/01/analysts-barefoot/の話。
「頑張ったけれど誰にも認めてもらえない、でも自分で自分を認めて頑張る事例②」を私の実際の再就職活動体験を紹介しました。
なぜ今回このような話から始めたかというと、考える会に来ていただいた参加者さんには
わたしたちKSPLが、どうしてアナログ技術者向けのプログラムを創っているのか、そもそものお話をもう一度聞いていただき、事例紹介から生涯職能学習社会を構築していくための課題を意識した上で、KSPLのもつ学習のしくみや活用法について参加者目線からも“こうやってみたらどうだろう?”を考えていただけたらと思ったからです。
引き続いて事務局長の堀出から、「KSPLでの学習がどのようなものだったら学びたいと思いますか?そもそもこのような学び場は必要でしょうか?必要ないでしょうか?」という問いから、各々が考える“京都モデル”のような学び場の提案をお願いしました。
ある参加者さんからは“Goal=遠い・目指すもの”と“Objectives=近い・実現するもの”という視点から読書会の例をだして、「興味がある人は一緒にやりませんか?」というゆるやかな学び場の提案などがありました。
その他にも、昨年の「電気回路基礎」で行った遠隔地と同期して行う学習形態についての意見や、個人で学ぶか仲間と学ぶか、それぞれのスタイルの違いや効果など様々な意見が出ました。
話はどんどんどんどん膨らんでいき…地域社会の活性化を計るプログラムの重要性というあたりで時間となりました。
堀出曰く「時間内に“これ”という答えはでなくても参加者が一緒に考えることから始めるのがこの場」ということでチェックアウト。
次回の考える会は11月17日(土)14:00~です。
ご参加お待ちしております!