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NPO法人学習開発研究所
 

開講日記 38名9チームが学び中


2011/08/09

大阪工業大学「電気回路基礎」ステップB-3

Tweet ThisSend to Facebook | by:hidaka
大阪工業大学
火曜2チームと木曜3チーム合同で講座を開催しました。



テーマ:ラプラス変換を用いないCR回路やLR回路解析
     ラプラス変換を用いたLCR回路解析

まずはチームで自学自習状況の確認です。

e-learningで予習してきた内容
・時定数、初期値、最終値から特性を見積もる方法
・2次の回路方程式の解
・従属電源

講義ビデオの内容確認をしっかりできていないと、今日の目標も達成しにくくなります。


前回の講座の時に大工大学習責任者と学習サポーター、プロデューサで「どのようなしくみにすればチーム内で学習できるだろうか」等話し合った結果、今日は試験的に新しいルールを導入することになりました。

新ルールタイトル:「吉田さんカード」
分からないところを学習サポーターの吉田さんに聞けるのは、1チーム3回まで。
「吉田さんカード」というのを架空設定し、「カードは3回までしか使えません」と伝えました。
→なんでもすぐに聞いて教えてもらうということをせずに、質問可能回数を制限することにより自分たちもしくは他のチーム同士で解決・協力できないかはかってもらうため。

そのために、「吉田さんカード」を使ったチームのところに、同じ疑問を持っていた他のチームの情報交換係が「同じところやってるから聞いてくる」と、群がるという動きがありました。他のチームに便乗することにより「吉田さんカード」の節約にもなります。

(手前左側:学習サポーターの吉田さん)









吉田さんカードを使用したチームはチェックされます。↓



他のチームで学習サポーター吉田さんの解説を聞いてきた情報交換係が、チームメンバーに共有します。(その共有の解説をさらに他のチームメンバーが聞きに来ています)
この新ルール、結構盛り上がりました。
←増える“吉田さん”

午前中の講座ではタイムキーパーが動けずに時間がかなりずれこみましたが、その反省を活かしてホワイトボードに大きくタイムスケジュールを色分けして示したことと、最初の説明で時間配分について強調したことなどの効果もあったようです。
自分たちで時間を確認して「もうこんな時間、次は…」と自主的に学習を進めるチームもありました。

ただ、内容が難しくなるとどうしても時間がかかるため問題を解くことに集中してしまうと時間がずれこみがちです。
そこをスタッフが走り回りすぎずにチーム内もしくはチーム間で管理できる方法がないか要検討です。


前回よりも今日は会話も多く、活発な意見がでていたように見えました。
すごいなと思ったのは、確認問題を終えたチームがスライド資料を見ながら引き続き課題について話をしているところでした。
夏休みにわざわざ集まっていただいているので、学習者が楽しそうに学んでいる様子が見られるのはスタッフとしても嬉しい限りです。

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