(NFL)京都レッツラーン大学校 設立準備
(NFL) The Kyoto School of Professional Learning
                   (Preparation for establishment)
                   (NFL=Non-Formal Learning)
                                                       

 
NPO法人学習開発研究所
 

学習日誌  2010年度試行講座(第1期)「CMOSアナログ回路(1)」


2010/12/03

(報告) 第1週目 オリエンテーション/MOSFET

Tweet ThisSend to Facebook | by:horide
11/20(水)
試行講座「CMOSアナログ回路(1)」の第1回目の集合学習の様子をアップします。

今回の試行講座は同志社大学大学院工学研究科渡辺教授の研究室のゼミ6名が参加しています。広い領域をカバーできるエンジニアをめざして自分たちの専門領域とは異なり、今ディジタル回路ときっても切り離せない関係のアナログ回路のなかのCMOSアナログ回路を9週間かけて学習していきます。

参加者の6名は院生チーム3名・学部生チーム3名にわかれて学習ガイドブックに沿って学習を進めます。
Web上で講義映像を視聴してきた上で、わかりにくかったところなど学習サポーターの助けも得ながらチームで協力で個人の悩みを解決していきます。

学習ガイドブックに沿って

課題1

9週間の流れを確認します。最終課題で自分がどのレベルの成果をめざすのかをセットアップします。2つのチームにわかれてそれぞれに学習サポーターさん(立っている2人)がついています。UstreamとTwitterを使って、状況報告して、会場にこられない専門家の方とコンタクトをとって参加者の質問等に対してアドバイスを頂けるように環境をつくっています。




課題2

各チームで学習環境をチームメイトで提案しあい設定しました。
チームのルール
チームで共有する学習ツール
チームの目標
チーム名などなど…
付箋紙と模造紙とプロッキーを駆使してそれぞれのチームの提案がでました。

 
 学習環境についての話し合い  まとまって図になったチームの意見     
    

課題3

あらかじめ決められた講義映像をWeb上で参加者は視聴してきています。
その内容の確認テストに挑戦しました。
その後、確認テストの結果を踏まえてわからかった点などを学習サポーターさんとチームメイトと協力して解決しました。











学習サポーターを交えて悩みを解決

最後に

2つのチームの今日の学習の成果を発表しあい、共有しました。

 
 模造紙を示しながら今回話し合って決まったことを報告しました。


参加者の学習履歴カードによると今回の満足度は6名とも80%以上!
解散してからも参加者と学習サポーターの間で立ち話が弾んで別れ惜しい感じでした。
参加者に感想を聴くと「話し合いに熱中してしまった」「自分の専門領域以外のひとと出会えて話せるので刺激」などの声が聴かれました。
今回スタッフが予想する以上の盛り上がりをみせたので次回以降もこの盛り上がりが持続するように、集合学習と集合学習の間の個人学習の期間もメーリングリストなどで学習の進捗状況などを聴いていきたいと考えています。

最後に学習サポーターさんの感想です。

Nさん
ミーティングが盛り上がり大成功して良かったと思います。
今回のミーティングは、院生チームも学部生チームもそれぞれまとまっていたと思います.
まとまっていた要因はそれぞれのキャラクターもありますが、すでに顔の知っている中なのでそのキャラクターを始めから活かすことができたからではないでしょうか?
両チームとも自分たちで十分進めることが出来ていました。この勢いを保つように支援する必要はあるので、メンターの仕事はこれからだと思いました。

Mさん
いろいろ反省点もありますが、とりあえずは成功ということでほっとしています。
ひとつ目の反省点は学習者がマニュアルに従おうとしすぎていたというように見受けられました。院生グループのほうはマニュアルの裏にある意図を汲み取って、サクサク進んでいたように思いますが、学部生グループは少し手こずっているようでした。
未来の自分をイメージしてインタビューするところ、学習プランをたてるところでどういうことをしたらいいんだろう?という感じでした。作業の意図がうまく伝わらなかったのかもしれません。次回への課題ですね。
ふたつ目に、私がなるほどと思ったことですが、学習者が学習目標を決める際に、グループ全体の目標と個人の目標を切り分けて考えていました。
個々が講座に求めるものは、勉強の仕方だったり単純にCMOSの回路だったりと異なっています。その中でも、グループとしてまとまるために全体の目標を決めていた点に感心させられたことを覚えています。

次回は12月6日(月)13:00~です。
またUstreamとTwitterで状況報告します。前回は音声・映像等うまく中継できずご迷惑をおかけしました。今回は改善した状況でお送りできるように調整しています。


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11/20 試行講座 第1回 集合学習 ガイドブック 
11月20日16時から試行講座の集合学習がおこなわれます。
その場で学習者が利用する学習ガイドブックをアップします。

GB00-CMOS アナログ回路講座 - 表紙 -2010 年版.pdf
GB -CMOS アナログ回路講座 -1-1.pdf
GB-CMOSアナログ回路講座-1-2.pdf
GB-CMOS アナログ回路 -1-3.pdf

Ustreamで中継予定です。
学習ガイドブックを参考にしていただき、中継をチェックしてみてください。
http://www.ustream.tv/channel/kspl-2010
 
11/18 学習支援システムでの学習方法
11月15日から開始された試行講座「CMOSアナログ回路(1)」ではWeb上の学習支援システムを利用した個人学習と教室での集合学習をセットにして実施しています。

Web上で学習者がどのような学びを進めているのかそのマニュアルをアップします。
この学習支援システムは神戸大学経済経営研究所の松本哲先生を中心に開発が進められています。

学習支援システム 学習の手引きver01(2010.11.15).pdf
学習支援システム 用語集(Graph部分)の使い方.pdf
 
2010/11/15 スタート 試行講座「CMOSアナログ回路(1)」
試行講座「CMOSアナログ回路(1)」スタート
京都レッツラーン大学校の開校にむけて京都レッツラーン大学校設立準備委員会(委員長:西之園晴夫)・システムLSI技術学院(学院長:河崎達夫)の共催のもとエレクトロニクス技術者実力向上コース・試行講座「CMOSアナログ回路(1)」を開講します。
京都府内の大学・企業に伺い、京都レッツラーン大学校の趣旨、試行講座の実施について説明させて頂きました(詳細は下記に示しました資料をお読みください)。参加募集をした結果、今回、第1期として11月15日から大学生・大学院生の1グループを対象に2カ月間実施します。
集合学習の様子をUSTREAMなどのソーシャルメディアを使って公開する予定となっています。ぜひご覧ください。
新年2月からの第2期の開講も現在計画中です。集合学習を含まない完全遠隔の学習形式も企画しています。実施が決まり次第、参加募集の情報をお送りします。もし興味・関心のある方はぜひ下記の宛先にご連絡ください。

学習者が設計した学習プログラム
2010年5月から大阪大学・京都大学・同志社大学・立命館大学の8名の学生・大学院生のみなさんがシステムLSI技術学院が販売するCD-ROM教材「CMOSアナログ回路講座(1)」(講師:谷口研二先生)で学習した経験をもとに2カ月間の学習プログラムを作成しました。8名の協力学生から生み出されたアイディア(「こんな環境で学びたい」「こんな学習ツールがあったらいいな」)によって学習プログラムは構成されています。詳細は下記の「試行講座募集要項」をご覧ください。
協力学生のうち2名がメンターとしてこの試行講座に参加して、参加者のみなさんの学習をサポートします。

イメージは「自主ゼミ」
今回、参加してもらう1グループはWeb上の学習支援システムで配信される大阪大学大学院教授 谷口研二先生の講義映像を視聴したうえで毎週1回2時間程度の集合学習に参加し、確認テストに挑戦し参加者間での教え合い学び合いを通して基本的な増幅回路の解析・設計に必要な知識・技術の習得をめざします。

学び方を学ぶ「ファンデーションプログラム」として
参加者のみなさんが内容面の知識・技術の習得を通して、講座終了後も継続して自ら学習を進められる資源を手に入れられる講座としても位置づけています。
 個人での学習、参加者間での学習を通して
  自分に適した学び方
  自分が今後学んでみたい内容
  講座終了後も一緒に学べる仲間など
 いろんな「出会い」が生まれることを期待してプログラムは構成されています。

                 
*各大学・企業に伺った時にお渡した資料です。
    試行講座開設のご案内
     試行講座_開設のご案内.pdf
    試行講座募集要項
     試行講座募集要項.pdf
    CMOSアナログ回路の内容と学習目標
     CMOSアナログ回路の内容と学習目標.pdf



お問い合わせ:京都レッツラーン大学校設立準備委員会事務局
                             担当:堀出雅人
           TEL:075-203-5458 
           FAX:075-601-1423
           e-mail: info@ks-pl.org
                      
                     興味・関心をもたらた方はぜひ一度ご連絡ください。
 
平成22年度 事業委託継続が決定
平成22年度も事業委託の継続が決定しました。
 
1月29日の国際フォーラムに参加して頂いた方々をはじめ
みなさま方からのご支援によって事業継続が実現しました。
ありがとうございます。 
 
今年度の予定として、
平成23年度の京都レッツラーン大学校設立に向けて
今年度は、
 ・設立準備委員会の設立
 ・講座の設計、講座の開講に向けたテストラン
を予定しています。
 
今年度もよろしくお願い致します。